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真言宗智山派 総本山智積院

真言宗智山派 総本山智積院

智積院 情報

住所:京都市東山区東大路通り七条下る東瓦町964番地
TEL:075-541-5361
宗派:真言宗智山派 総本山
交通:京阪七条駅より徒歩約10分

智積院見どころまとめ

智積院見どころ1:総門

江戸時代

東福門院(御所)より移築したと伝えられる総門。

七条通りの東の突き当たりに西面して建っており、七条通りが西に向かってまっすぐ延びている。

現在では、能化(のうけ)の晋山(しんざん、住職に就任すること)に際してのみ開門され、普段は通行止めになっている。

「真言宗智山派総本山智積院」の石柱は、玄宥(げんゆう)僧正の300回御遠忌の記念に明治37年(1904)に建てられたもの。

 

智積院見どころ2:金堂

昭和時代(昭和50年)

もとの金堂は、江戸時代の宝永2年(1705)春に建立されたが明治15年(1882)の放火かと思われる火災により焼失。

現在の金堂は、宗祖である弘法大師空海の生誕1200年の記念事業として昭和50年(1975)に再建されたもので、本尊の大日如来像もこれに合わせて造立されている。

 

智積院見どころ3:明王殿

江戸時代

不動明王を本尊として祀っていることから、不動堂とも呼ばれているお堂で、もとは京都·四条寺町にあった浄土宗の名刹、大雲院の本堂であった。

本尊の不動明王像は、興教大師覚鑁(かくばん)の作といわれ、麦搗(むぎつき)不動とも称する。

もと根来寺(ねごろじ)近辺の辻堂に安置されていたといい、忙しい百姓にかわって麦搗をしたとの伝承からそう呼ばれる。

智積院見どころ4:鐘楼

京都府指定文化財

江戸時代(寛文7年)

密厳堂に向かつて左側に建っている1間四方の鐘楼で、密厳堂と同じく寛文7年(1667)に建てられたものである。

中に下げられている梵鐘は、元和2年(1616)8月、日誉(にちょ)権僧正(第3世能化、1556~1640)の代に鋳造されたもので、鋳物師は「三条釜座藤原国信」とあり、智積院の由来を記した銘文も刻されている。

 

智積院見どころ5:講堂

平成時代(平成7年)

平成4年(1992)の興教大師覚鑁の850年遠忌の記念事業として、昭和22年に焼失した大方丈跡に講堂を再建する計画が起こり、翌平成5年から建設が行われた。

完成は2年後の同7年10月。

現在では灌頂道場や各種の研修道場として使用されている。