観光スポット

龍安寺

龍安寺 情報

住所:京都市右京区龍安寺御陵下町13

拝観時間:

3月1日~11月30日 8:00a.m – 5:00p.m.
12月1日~2月末日 8:30a.m – 4:30p.m.

拝観料:大人・高校生 500円 小・中学生 300円

駐車場は石庭拝観者に限り1時間無料です。

アクセス:

  • JR・近畿日本鉄道 京都駅から市バス 50番系統 立命館大学前下車 徒歩7分
  • 阪急電鉄 大宮駅から市バス 55番系統 立命館大学前下車 徒歩7分
  • 京阪電鉄 三条駅から市バス 59番系統 龍安寺前下車すぐ
  • 京福電鉄 龍安寺駅下車 徒歩7分

龍安寺見どころまとめ

龍安寺見どころ1:山門

江戸時代(延宝8年)

きぬかけの路から龍安寺境内に足を踏み入れると山門が見えてくる。

延宝8年(1680)に再
建された切妻造の堂々とした薬医門である。

門をくぐると左手に鏡容池(きょうようち)を見て参道を進む。

参道は春は桜、秋は紅葉が美しい。

龍安寺見どころ2:遅繋堂

昭和時代(昭和45年)

庫裏につづく参道を途中で左に折れて真っ直ぐに行くと、龍安寺の混撃堂がある。周囲には春先に匂い香しい紅梅が咲きほこる。

龍安寺見どころ3:細川廟

昭和時代(昭和58年)

仏殿西側、西の庭にたたずむ2間四方の蒲酒な宝形造の建物は、 龍安寺開基の細川勝元(ほそかわかつもと)を記る細川である。

昭和58年(1983) に建立されたもので、扉は室町時代建立の旧昭堂の遺構である。

廟内には江戸時代の制作になる細川勝元像が安置されている。

勝元像の左手前には、「細川嫡流上屋形管領職家代代」とある細川家歴代管領の位牌が並んでいる。

 

龍安寺見どころ4:庫裏

江戸時代

参道を奥まで進むと、 緩やかな石段があり、その奥に庫裏が見えてくる。

石段の両脇には、竹垣を透して美しく編んだ龍安寺垣が見える。

庫裏は本来、寺の台所という意味であるが、現在では拝観者の玄関となっている。

龍安寺見どころ4:方大

重要文化財

桃山時代(慶長11年)

有名な龍安寺石庭の背後にある建物が方丈である。

「大雲山誌稿」によれば、この方丈は慶長11年(1606)の建立になる西源院の方丈で、禅宗寺院のなかでも規模の大きな方丈である。

寛政9年 (1797)に旧方丈が焼失した後、西側に建っていた旧西源院方丈を移築し、仮方丈としたものである。

桁行21メートル、梁間18メートル、一重入母屋造(いりもやづくり)で柿葺 (こけらぶき)であり、周囲に広縁を設け、さらに桁行2間、梁間1間、一重前後唐破風(からはふ)造、柿葺の玄関を付ける。

龍安寺見どころ5:南面部分油土塀

方丈庭園(石庭)を取り囲んでいる柿葺の屋根をもった築地塀(ついじべい)は、世に龍安寺の油土塀として知られる。

寛政9年の火災により方丈が類焼したが、方丈正面の土塀は全焼をまぬがれたようで、その制作は室町時代にさかのぼる。

菜種油やもち米の研ぎ汁などを入れて練った土で出来ており、そうすることにより一層強固になって防水性も高まり、さらに白砂からの照り返しを防ぐとされる。

龍安寺見どころ6:勅使門

重要文化財

桃山時代(慶長11年)

石庭の東側にある建物で、現在寺ではこれを勅使門として不開門(あかずのもん)としているが、本来は方丈へ続く玄関で、寛政9年に焼失後、慶慶長11年(1606)に建立された方丈とともに西源院から移築されたものである。

規模は桁行2間、梁間1間で屋根は一重の前後唐破風(からはふ) 造とする柿葺である。

 

 

龍安寺見どころ7:方大庭園 (石庭)

更跡·特別名勝

余りにも有名な龍安寺の方丈庭園。史跡および特別名勝で世界文化遺産の石庭である。

白砂の上の15個個の石のまわりにわずかに苔が生えているほかは、一木一草とて何もない。

昭和50年にエリザベス英女王夫妻は桂離宮とともにこの石庭を絶賛している。

 

石庭の石組と配置

南と西側を柿葺の油土塀で囲い、京都の白川砂という白砂を敷きつめて、東手前から5個、2個、3個、2個、3個の合わせて15の大小の石を配置する。

これらの石は3種類に大別できるという。各所にある比較的大きな4石はチャートと呼ばれる龍安寺裏山から西山一帯に多い山石の地石、塀ぎわの細長い石ほか2石は丹波 (京都府)あたりの山石、その他の9石は庭師の間で紀州(和歌山県)、あるいは四国と呼ばれる緑色片岩である。

方大庭園の石組 (東端)

石庭の最も東側にある5個の石組みのうちの主石とその両脇である。

石の種類は中央の主石がチャート(かなり焼けている)、その左側が手前からチャートと緑色片岩、右側が緑色片岩である。

方大庭園の石組 (西側)

方丈庭園の西側にある3組8個の石組で、手前の大きめの主石はチャートで、両脇は緑色片岩、右奥の大きめの石はチャート、その右脇に変質した珪質頁岩で、左奥の3個は緑色片岩と変斑れい岩である。

龍安寺見どころ8:吾唯足知の噂

江戸時代
径55.0cm

茶席蔵六庵にある輝器(つくばい、手洗鉢)で、水戸藩主徳川光圏(みつくに)公の寄進によるものと伝えられる著名なものである。

水溜めに穿った中心の口を共有すれば、「吾(わ)れ唯(ただ)足るを知る」と成り、「知足のものは貧しといえども富めり、 不知足のものは富めりといえども貧し」という禅の格言を謎解き風に図案化されたものといわれる。