曼殊院門跡 情報
住所: 京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
TEL :075-781-5010
拝観時間 9:00~17:00(受付は~16:30)
拝観料 一般600円 高校500円 中小学生 400円
駐車場 50台無料(普通車のみ)
市営バス JR京都駅より5番
地下鉄北大路駅より北8番
その他31番系統で
地下鉄国際会館駅より5・31番系統で
一乗寺清水町下車、東へ徒歩20分
タクシー JR京都駅より約35分
京阪三条駅より約25分
地下鉄北大路駅より約15分
地下鉄国際会館駅より約8分
叡山電鉄 修学院駅下車徒歩約20分
曼殊院門跡見どころまとめ
曼殊院門跡見どころ1:唐門
江戸時代
大玄関の西側に北に面して建っている。
唐破風を正面に向けた向唐門(むかいからもん)で、扉正面に松、背面に菊、柱頭や大瓶束(たいへいづか)に見る牡丹などの装飾彫刻が江戸時代初期の様式を示している。
曼殊院門跡見どころ2:大玄関
重要文化財
江戸時代
勅使門をくぐり、広い苔庭を隔てた向こうにある。
前に車寄(くるまよせ)、式台(しきだい、上がり口)をもち屋根には軒唐破風をつけ「先入関」(良尚法親王筆)の横額を掲げる。
土間は六角の敷瓦を敷いている。
内部には「虎の間」「竹の間」などがある。
曼殊院門跡見どころ3:大書院
江戸時代(明暦2年)
重要文化財
桁行7間、梁間5間、一重、寄棟造の住宅風建築で、屋根は柿葺き、南から東に広い縁が折矩(おりかね)に廻り、低い高欄(手摺り)を設け、内部は南側に「滝の間」「十雪(じっせつっ)の間」、北の「滝の間」の奥に「控えの間」、十雪の間の奥に「仏間」が配置されている。
現在は本堂だが昭和36~37年(1961~62)の半解体修理の際「明暦二年」(1656)「大書院」の墨書が見出され、もともと書院として建てられたことがわかる。
曼殊院門跡見どころ4:大書院 十雪の間
江戸時代(明暦2年)
重要文化財
大書院南側には滝の間(15畳)と十雪の間(10畳)がある。
いずれの室の床も床まわりは貼付壁(はりつけかべ)となっており、狩野探幽筆と伝える絵が描かれている。
欄間には迅字くずしの意匠が施され、これは桂離宮新御殿の「月の字の欄間」と同趣の意匠である。
また長押には十弁の菊と短冊形を組み合わせた意匠の釘隠しが施される。
曼殊院門跡見どころ4:弁天堂と天満宮
勅使門の北西に弁天池があり、池の中の弁天島に弁天堂と天満宮が南面して建っている。
天満宮は受殊院に現存する最古の建物で、室町時代末期の建立と考えられる。
桁行8尺7寸、梁間9尺2寸、一間社春日造(かすがづくり)で向拝中央に松と梅、身舎(もや)正面に牡丹文の墓股(かえるまた)を入れ、外形の輪郭も当時の様式をあらわしている。
明暦2年(1656)に良尚法親王が建立、またはもと上の方の山中にあったものを現地に移したと伝えられる。
弁天堂は桁行9尺、梁間9尺で明暦年中 (1655~58) 良尚法親王が建立し、天保4年(1833)に再建されたものである。